飼い猫
飼い猫が外へ出た!
家族はきつく家から出ないよう神経を尖らせている。自分は、気にしていないが、後になって色々とあるので、捕まえなければいけなかった。外に出た飼い猫は向こうのほうで飛び上がって喜んでいる、ように見えた。
「おーい、帰らないと怒られるぞー」
何も気にしず、庭のふかふかな土に嬉しそうに体をくねらせている。捕まえようと行ったら、なんと飛び上がって、向こうのほうへと走っていった。自宅の庭から隣家の庭へと行ってしまい「これは、どうしようかと思ってしまった。」
背の高い雑草を手に取り、じゃらじゃらと呼びかけながら歩いて行った。
向こうのほうで体をくねらせている。様々な物に目を光らせながら嗅いでいる。
「嬉しいんだな」と思ったので、そのままにしておきたかったが、家族がそろそろ帰ってくるところだったので、怒られると思い、捕まえたいと思った。家の中からご褒美である缶詰を持ち出し、呼びかけた。すると急いでこちらに向かってきたので捕まえた。食欲が勝ったのだった。家に戻し、安心した。ちょうど家族が帰ってきたのでなおさらで、よかった。
この事は家族に内緒である。
飼い猫は、缶詰を食べたのに、夕ご飯もねだっていた。