雨が降っているので、私は少し嬉しく思う。

小雨だからなお、嬉しく思った。

風もちょうど良くまた、嬉しい。

私は、たばこを吸うので嬉しく思う。

雨の日のたばこは、美味しい。味のみならず雰囲気も良いと感じるからである。

庭で吸う。

いつも吸っている場所だけど今日は違う、雨が降っているから。

雨の中のたばこは美味しい。

たばこの葉が湿度により、風味が良くなる。

ちょうど良い雨音で耳も心地よい、風も心地よい、いい風だ、少し寒いがそれも良いのである。

今日のたばこは美味しい。

たばこを手に取りくわえた。

風で消えないように、火の出るところを左手で隠しながらつけた。

よくついたので吸ってはすぐに、吐いた。

中指と薬指の第一関節にはさみ吸う。

ベストポジションだ。

親指で弾き、灰を落とす。

ゆっくりと感じた。効能を感じた。

とはいえ、昔から有害性のことは知っている。

パッケージを見ると書いてある。

少し寒くなった。

あまり吸わないんだから良いじゃないか!

悪くないところもあるんだから!

まずは美味しい。

美味しいから吸っている。

不味いものであるなら吸わない。

初めて吸った時に良いなと感じたからだ。

そして、物事をよく考えられる気がする。

ニコチンのおかげでそう感じる、かもしれない。

あとは、コミュニケーションにも良いらしい。

友達がいないからわからないけど、

何かそう考えると悪いところの方が大きいかもしれない。口が臭くなるし。

だけど、この幸運な一撃は、良いので仕方ないと二本目に火をつけた。


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